弊会では開設以来、数多くの会員が目的を達成して巣立って行きました。
その中で本人の了解を得て、公開可能な体験記を参考として記します。
皆様もケイ・ランゲージ・ラボの仲間になって、是非なりたい自分を実現しませんか?
ここでは情報も比較的少ない国際教養大学の合格体験記を掲載します。
Yさんの合格体験記・大学学部課程
<プロフィール>
県立高校、私立大学商学部卒業後、某グループ企業に総合職で入社。営業職に従事。留学経験なし。
<資格>
TOEIC 765点
<受験形態>
特別選抜試験 社会人入試
<国際教養大学を受験するまでのいきさつ>
私の仕事は自分の夢と著しく乖離していた。また学生時代は部活動に没頭しており、あまり勉学に力を入れていなかった。そこで自分の夢の為に、もう一度大学で学ぼうと思った。
<国際教養大学への期待>
① 授業はすべて英語
② 年間の海外留学の義務化
③ 24時間開いている図書館
④ 教授の半数が外国籍の教員
⑤ 素晴らしい教授陣
上記のような素晴らしい学習環境で英語での自己表現力や批判的思考力、真の国際性を培いたいと思っています。
―入試対策―
□筆記試験(英語小論文)
内容・・・英語小論文 (300字から500字)
設問・・・1つ
配点・・・非公表
時間・・・90分
難易度・・・例年よりも形式が詳しく指定されていた。
<対策>
10月~11月・・・講師にエッセイに使えそうな言い回しや文に重点を置いて教えて頂いた。また過去問の添削をして頂いた。
<まとめ>
英語小論文の構成の形を自分なりにパターン化してしまえば、使う単語や言い回しもだいたい同じですので、回数をこなしたら慣れてきます。またできる限りシンプルにわかりやすくすることや、言い回しにバリエーションをつけること意識しました。
設問が簡単でしたので、設問に対する答えよりも文の構成、形式通りに答えているかをメインに見ているのだと思います。
<必要な力>
○アイディアを出す力
設問に対する答えををブレインストーミングして、できる限り多く出しその後使えるやつをピックアップしてまとめたらいいと思います。
○文の構成力
私の場合は入試の準備期間が短かったこともあり、以下の様に文の構成を形式化しました。
構成: ・Introduction
・(答えを3つ考える トピックセンテンス→理由→具体例)
・答え①
・答え②
・答え③
・Conclusion
英訳:同じ使い回しは使わないようにバリエーションをつけました。
例) cause = lead to, result in, bring about
例) ,while~= ,whereas~
例)Therefore, = Consequently,
例) for example = for instance など
<役立つ教材>
過去問・・・国際教養大学の過去問
その他・・・文法の参考書(Forestなど)
<試験中>
試験は90分もあるので落ち着いてやれば時間的には余裕でしたが、自分の考えを条件内で分かりやすくまとめるのに苦労しました。如何に速くアイディアを出せるかが鍵になると思います。また文を書きすぎて500字を超えない様に注意しましょう。
□面接試験
時間・・・20分 面接官3:受験者1
質問内容・・・人によって大きく変わると思いますが私の場合は以下の通りでした。
―日本語での質問―
・気になる国際問題は何か?それは何故か?その問題は今後どうなると予想するか?
・あなたの夢は何か?どのように実現するか?AIUで何を身につけたいか?
・もし言葉が全く通じない場所に行ったら、どのようにして現地の人と仲良くなるか?
・またそのような経験、留学体験等はあるか?
―英語での質問―
・好きなNFLのチームは?
・アメフトとはどんなスポーツか?
・醍醐味は?
・戦略的で知力を使うと言いましたが、どういった場面でそれらをつかうのか?
など経験スポーツのことを詳しく聞かれました。
最後に何か質問ないかと言われたので日本語で志望理由と決意表明して終わりました。
時間はだいたい20分ぐらいです。面接官は日本人1人と外国人2人で3人とも日本語と英語でランダムに質問されました。
<必要な力>
予想外の質問にも英語で柔軟に答えられる力。論理的に答える力。
<対策>
日本語は自分で準備。英語は質問を予想し、答えを準備しておく。あとはアドリブで良いと思います。また講師と模擬面接も行いました。
<まとめ>
コミュニケーション能力や人柄、学習意欲、国際問題への関心をみていると思います。
面接はかしこまった感じではなく気楽な雰囲気でした。
<国際教養大学社会人入試とは>
将来の目標などの人生設計が明確で学習意欲が強く、さらに国際問題に関心があり最低限の英語力あれば合格する可能性は高いと思います。